1月14日（金）に北文間コミュニティセンターにて、北文間コミュニティ協議会による「餅つき大会（ならせ餅・鳥追い祭り」が行われました。

　ならせ餅・鳥追い祭りは、北文間地区に100年以上前から伝わる伝統行事で、現在も大切に続けられています。

「ならせ餅」は無病息災と五穀豊穣を祈るため、「鳥追い祭り」は、北文間地区の4か所（長沖新田・長沖町・北方※本年中止・須藤堀本田）にて、田畑に害を与える鳥獣を追い払うために行われています。

　昨年は、新型コロナウイルス感染拡大のため中止となり、今年は2年ぶりの開催となりました。

　薪で炊いたもち米を、素早くもちつき機へ移し、あつあつのお餅を手早く丸めます。今年は、新たに餅切り機が導入され、作業の効率がアップしました。鳥追い祭り用に丸めた餅は、各地区ごとに袋詰めして後程配られます。

　鳥追い用の餅が丸め終わると、椿の枝に餅をならせる「ならせ餅」作りが行われ、紅白に餅が色鮮やかに飾られました。

　作業の終わりには、料理サークルの方々による雑煮などが振舞われ、ホッと一息、疲れを労いました。

　「ならせ餅」は、コミュニティセンターに飾られるほか、地域の伝統行事を知ってもらいたいとの思いから、地区の保育園、小・中学校に贈られます。

　今回は感染症対策のため、やむを得ず一緒に実施することができませんでしたが、この餅つき大会は、地区の子どもたちや保育園児と一緒に、臼と杵で餅をついたり、丸めたり、伝統行事継承も兼ねている行事です。一日も早く感染症が収まり、再び交流できることを願っています。

　　社協の備品をご利用いただきました！　　　　　　　　　　餅つき機3台フル稼働！

　　お餅が固まる前に丸く形を整えます。　　　　　　　　　　新しく導入した餅切り機

　　　紅白の餅で飾られた「ならせ餅」　　　　　　　　　　　　お雑煮作りの様子